どーも!緊急事態宣言でGWの予定が消し飛んだTTです。
これを機にITの勉強にもっと時間を割けるとポジティブに捉えていきます。
前回までコンピュータの構成、通信プロトコルについて紹介してきましたが、今回はどうやってコンピュータが通信をしてるかを「クライアントサーバモデル」と呼ばれる仕組みを解説することで、皆さまと学んでいけたらなと思います。本来であればこれ以外にも様々な規格の通信が関わっているのですが、それは別の機会に触れさせていただきます。
コンピュータは5装置(制御装置・演算装置・記憶装置・入力装置・出力装置)で構成されていることは以前にも触れましたが、これが揃ったからとはいえ単体のコンピュータが他のコンピュータと通信ができるわけではありません。コンピュータ1台しかない世界にいるとすると、インターネットで私たちが「ITとは?」と検索ワードを打ち込んでいても次のアクションは何も起こりません。あなたが独り暮らしの生活で帰宅時に「今日のご飯は?」と言っても、その後静寂が続くだけですよね。それと同じことが起こっています。
それでは、コンピュータ同士がどうやって通信を行っているかと言うと、クライアントサーバモデルといってサービス(実際の処理)をリクエスト(依頼)するクライアントと、リクエストされたサービスをレスポンス(提供)するサーバの2つを構築することによって成立させています。インターネット検索の例に立ち戻ると、「ITとは?」と検索ワードを打ち込んだ自分のPCがクライアントとなり、それがPC画面の裏ではサーバと呼ばれる大きなコンピュータが情報を探し回った関連ページを提示するといった具合です。あなたが実家暮らしだと「今日のご飯は?」と帰宅時に行った際は「カレーライスだよ」とお母さんから返事がありますよね。ここでは「今日のご飯は」と聞いたあなたがクライアントであり、「カレーライスだよ」と返答してくれたお母さんがサーバの役割を果たしています。
コンピュータはこのクライアント/サーバの関係をあらゆる機能で構築しています。先ほどのようにインターネット検索ではコミュニケーションサーバというサーバが関連ページのデータを提供してくれますし、メールの送受信についてはメールサーバというサーバが自分宛のメールの連携や作成したメールを相手に送り届けてくれます。資料を印刷する市にはプリンタサーバが入力したフォーマットを紙で印刷してくれるわけです。
まとめ
今回は大雑把なコンピュータの通信について取り上げました。本日取り上げた内容は以下になります。
- コンピュータ単体では他のコンピュータと通信できない
- コンピュータ間の通信はクライアントサーバモデルでサービス(実際の処理)をリクエスト(依頼)するクライアントと、リクエストされたサービスをレスポンス(提供)するサーバの2つで実現させている
コンピュータ間の通信はサービスをリクエストするだけではなく、サーバと言う相手がいてくれて初めて成立するんですね。ITの世界はこのクライアントとサーバであらゆるサービスが構築されているので、この仕組みを理解すると身近なコンピュータの仕組みの見え方が変わってきます。
冒頭で触れた通りクライアントとサーバの間には様々な規格の通信があり、通信に関係する要素を分解していくとより一層理解が深められると思うので、そこは今後取り上げていきます。
本日もありがとうございました!
2025年まであと1,471日
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